2024年1月アーカイブ
本年は当番区に当たるので、私も朝から神事の準備の他にお手伝い
まずは修祓・献饌・祝詞奏上・玉串奉奠・撤饌・一拝
その後御奉射の神事へ
先ずは三献の儀、小中大の杯にて宮司・区長(対)、神社総代(対)、受け方(正副)、受け方(正副)、立会(正副)、宿(正副)へ
その後お清め、冷酒、熱燗とお酒の飲み比べ
次におずいだ(語源が確かではありません...)、先ほどのお清めにて飲み比べた中から立会がどのお酒かを選び、行事と注ぎてを前に宮司・区長(対)、神社総代(対)、受け方(正副)、受け方(正副)、立会(正副)、宿(正副)が3杯ずつ飲み干します(その際、口や髭を撫でたりすると、行事より待ったが入り取り直しとなります)取り組みは必ず奇数回で終わりますが、まず最小の5回で終わることはありません...
次に受渡しの儀、三献の中杯にて立会(正副)、宮司・区長(対)、宿(正副)、受け方(正副)と頂き、宿から受渡しの口上、それに対し受け方が確かに頂きましたと宣言し、一同にておめでとうございますと発声
次に神立ち、御神体を参加者にてもみながら(神輿のように上下に揺らす)、豊年だ、満作だ、と囃し立て、宿から、受け方へ御神体を頭の上に乗せ、受け方の副が大榊にてお祓いをしながら御神体を受け方の正の家へとお連れします
ここまでで神事が終了、その後今回参加されなかった奉射日記に記されている各家の旦那衆と関係者が集まり、新年会が開催
その後、今回の当番区で集まってお疲れ様会、約10時間の飲み会が終演となります
例年であれば成人式が終わるくらいに下げていたのですが、昨日はちょっと下げる時間がなく今日となってしまいました
下げた門松の解体をするのですが、本当これを作り上げるのは大変なんだろうなぁとつくづく思います
藁もかなり長いものを使用していたり(田んぼで専用の長い稲を植えます)、松の葉も相当な本数が必要となります(最近松を育てているところが少なくなっており、異常な暑さで育たないそうです)、竹はどこでも取れますが、最後にそれをまとめる縄のイボ結び(これが何度教えてもらってもすぐ忘れちゃいます...)や、縄で作る飾りの梅(これはもう職人技)
社殿前も、平常時になりちょっと寂しくなりました
今後の予定や、方針について2時間ほど話し合いがなされたのですが、コロナ禍明けの行事に際し3、4年前を思い出しながら今後継続していくために変更できるところと、ちゃんとした決まりが今までは無かったので、今度からは口伝ではなく決め事を確認し改め、わかるように周知しようという事に
確かに口伝による伝承についてはその時、その人の匙加減による場合も多く、一旦そうなるとそれを正解として頑固にこうでなくてはならないという縛りになって、あたかもそれが正解かのようにどうでもいいような決まりまで出来てしまいます
旧来の陋習を破り天地の公道に基づくべしの五箇条の御誓文の第4条をご理解頂ける総代さんばかりなので、話が早いです