2018年6月アーカイブ
例年、総会後は講師の先生に講演を賜ったりというのが通例なのですが、本年は雅楽と神楽とのこと
確かに印旛支部は他の支部に比べ雅楽に携わる神主さんが極端に少なく、馴染みが薄いのです
それもあってまず、雅楽の説明から...
とはいっても、ほんの触りだけ(実際私も雅楽の学の方は詳しく無いものですから...)でやっぱり聴いてもらう事が一番
曲は聴いたことがありそうな平調から音取、五常楽急、越天楽、陪臚と浦安の舞
懇親会の席で、たくさんの総代さん方からお声をかけて頂き、雅楽についてちょっとご理解頂けたようです
まぁ雅楽にはなかなか縁遠い印旛支部ですが、神楽(おかぐら)は各地区で伝統的に継承されている神社も多いです
雅楽に関しては大きく変化することは無かったと聴いておりますが、神楽はその昔、都から各地に受け継がれたその地域で独自のものとなり、国風歌舞としてまた都に集められたりと、こちらの方は歴史を紐解いていくとちょっと面白そうです
本日は神葬祭へと出かけてきました
現在日本では、仏教を始め多くの宗教による葬祭が行われておりますが、どの宗教も本来の教義にはあまり無い祖霊を祀る信仰として行われております
祖先を大切にし祖先を偲ぶことこそが、人間として大切であるという信仰は元来神道信仰の根本的要素であり、長い間我が民族固有の信仰でありましたが、どの宗教も広く普及するためには、日本古来からの生活習慣における祖先の霊を尊ぶことを取り入れ、それぞれ日本用の宗教として対応してきました
神葬祭は、国の政策等もあったのですが奈良時代仏教伝来とともに、葬祭といえば仏式で行うことが常識とされ、江戸中期には仏教の宗門改めの制度があり葬祭は仏教が大半を占めておりましたが、神職の奮起と抗議と請願により神葬祭が幕府から許され、吉田家から許可状のあるものについては神葬祭を行うことが出来流ようになり、明治の神仏分離以降一般庶民に至るまで神葬祭が許可されました
各宗教としての歴史はともかく、ご先祖さまを大切にする心を忘れないようにしなければなりません
感謝