2015年2月アーカイブ
本日は、明日の郷部の女御奉射のために、午後から宿宅にて神事を行ってきました
奉射日記(芳名帳)なるものを書いている間、宿の方と相戸(あいど、相殿とも)の方と二人に神事について色々質問攻めにあいます
男御奉射と違い、女御奉射の方は1つの作法、物の置き方等代々先輩方より受け継がれてきておりますので、間違いが無いように何度も確かめます
宿の方も、前回のノートや記録で撮った写真を見ながら、かなり慎重です
でも、これだけ確認と間違いなくお祭りを行うことが本当の意味で継承しなくてはいけないものだとも思います
古い旗には、享和2年壬戌(みずのえいぬ)と染められており、約200以上前から変わらず続けられているのだと、その重儀に身が引き締まります
明日の、御神体の受け渡しには神主は出ませんが、式中は全て無言のうちに進められます
ホテルでの、結婚式や神社でのご祈祷を済ませ、本日は早めに上がらせてもらい、成田市内の、小中学校のPTAの会長会議(会長でなくても出席出来ます)出席のため、小学校のPTA会長と富里のラディソンホテルへと向かいました
成田市内の高校の状況&PRを兼ねて、成田北高、国際高校、西陵高校、下総高校、成田高校と5つの高校の先生やPTA保護者の方による説明をうけ、市内の高校はホント特色があっていい学校ばかりなんだなぁと確認
その後は、グループごとにお題を与えられ、それについての意見を求められました
私のついたグループのお題は、子供に夢を持たせるためにはどうするか?
といったもの
他のグループも、お小遣いについてや、携帯電話について等、これまた難しい質問ばかり...
あっているかあっていないか判らない意見を述べさせて頂きました...汗
その後は、懇親会
よく見ると、仕事でのお付き合い、他団体でご一緒の方、子供繋がりと知っている方もかなりいらっしゃいました
本日は、船橋鎮座の船橋大神宮に研修に行ってきました
神社でのお祭りは本来、雅楽をするというのが本来の祭式なのですが、祭式の教本にこれを省略しても良いと書かれております
確かに、職員を何人もかかえる大きなお社などでは雅楽を取り入れるだけのお祭りが出来ますが、ウチの神社のように家族だけの少人数にてお祭りを行っているところでは、まず雅楽を入れられる余裕もなく、省略となります
また、現在色々な所で開催されている雅楽演奏会とは違って、お祭りの中の雅楽は祭員の動きで曲を始めたり止めたり、季節やどんなお祭りかによって曲も変わってきますし、それに付随し伶人の技量によって出来る曲出来ない曲も関係してくるので、かなりの打ち合わせが必要となります
この辺は、神主さんの中でも雅楽を嗜んだことの無い方は、全くわからないところでもあります
それでも、やっぱり祭式(お祭りの最中)に雅楽が奏でられると、より一層式に重みがでるのも承知
もうちょっと盛り上げていきたいところではあります
夕方1本の電話が掛かってきました
「これから厄除けにお伺いしてもいいですか?」
電話越しの声はちょっと切羽詰まった感じに聞き取れました
厄除けでいらっしゃる方の中には、自分ではなく他人から厄除けを告げられて慌ててくる方が多いので、今回もそうなのかなぁと待っていたところ、受付の用紙にはアメリカの住所
成田空港が近いせいもあり、これは特に驚くことではないのですが、どうやらこれから台湾にお出かけだそうで、その乗り継ぎの時間を利用してご祈祷にいらっしゃったそうです
通りで慌てていたように聞こえたのですね
ご祈祷後、お下がりで御神酒が付くのですが、荷物で割れてしまったら逆に申し訳ないなぁと思い、飛行機で大丈夫ですか?と尋ねたところ、「待ってる間に飲んじゃいます」とのこと...ご立派!
兼務神社の1社でもある、成田市久米鎮座の春日神社
千葉北道路建設の協力要請のために、境内の1部分を手放すことになると決まってから、各諸官庁への書類提出等で、幾度となく総代さんの家まで説明や署名印鑑を頂きに伺っております
その度に神社にお参りしておりますが、鬱蒼としている境内はもちろん落ち葉も相当の量があるはずなのですが、いつも社殿のまわりは掃き清められ、一層荘厳な景観が醸し出されております
同じ区内の方も、今回の建設計画にて住み慣れた氏子地区を離れる方も少なくはありません
皆、地域の発展や住みやすい街になるようにと、自分の為ではなく県や行政、経済のために離れていく方が殆どです
生まれ育った氏子地区から、新しい氏子地区へ移り住んでの新転地の氏神様と共に、ともの氏神様の御加護がありますよう、祈念いたします