中堅神職研修会第4日目を迎えました
本日の朝の禊ぎは中止
西の風にてキケンであるとのことです
本日の講義は
「社頭講話」と「神葬祭」
神葬祭(神道式でのお葬式です)
江戸時代には寺請制度があったため、現在でも全国では仏教でのお葬式がその大半をしめています
しかし江戸時代も半ばになると、国学者による神道(神葬祭)の研究が行われ、我が国固有の葬儀のあり方を見直す動きが起こり、神職とその嫡子に限って神葬祭が許可されるようになり、明治時代にはいると、一般にも神葬祭が許可されるようになりました
神主さんの家でも、江戸時代に「別当のみ許可する」(吉田家や白川家より裁許状を得る)以外の神主家はお寺にて仏葬ということもあったのです
本日の講義は、地域によって多少異なる神葬祭(本義は一緒です)について、大変参考になりました
画像は神主さんの家でお葬式になったときの喪主の正装と云われているものです
(普通の装束は正絹や綿、現在は化繊などが多いのですが、こちらは麻の装束となっています)