一般的な冠は垂嬰「(すいえい)後ろに長く垂れ下がっている」ですが、舞楽の舞人、また神葬祭のときには巻嬰(けんえい)といって、くるっと巻いている嬰になります
この冠の始まりは、冠位十二階制度により、冠の色によって、地位や支配階級の尊厳をしめしていました
その後、時代の流れ(流行)もあり巻嬰は武官の装束になったりと、色々変わって行き現在にいたっております
前置きが長くなりましたが、本日は神葬祭がありました
江戸時代には寺請制度(神主当人と嫡子は神葬祭でもよい)があったため、中には神主さんもどこかしらのお寺に属していたということが多かったようですが、明治維新後の神仏分離以降、意外と一般の家でも神葬祭というのは少なくないようです
一家の守護神となられ、日夜子孫の繁栄と幸福をお守り下さい