埴生神社の様子
 

今年の吹きおさめ

renkan.JPG香取雅楽会の今年最後の稽古がありました
最後の練習曲目は
平調より
音取
越殿楽
陪臚(ばいろ)
太食より
長慶子(ちょうげいし)舞楽吹

以前にも書いた記憶がありますが、平調の「越殿楽」こればっかりは、本当に吹けば吹くほど難しい曲ですよね
先生にも、「越殿楽は同じ4拍子でもちょっと他の曲とは違います」なんてことを言われたことがありますし、本日も合奏終了後、また違う先生に「この曲をどういうふうに合奏したいのか!という皆さんの意志が伝わりませんねぇ」とのこと・・・
この意志の意味があっているかどうかはわかりませんが(これもまた問題ですが・・・)、確かに吹いている時、まったりし過ぎかなぁと感じましたので、生意気にもちょっと突っかけてみようかなぁとも思いましたが、笛の私が突っかけるわけにもいかず(音の出す順番は龍笛が最後なので)、最後までその調子のまま吹くことに・・・
合奏になると、お互い牽制し合い、なかなか吹き始めが出せずになる事が多いのです

でも、私はこれが結構好きです
聞いている側としては、イマイチかもしれませんが、吹いている側としてはお互いの気持ちが解るというか、牽制している中に相手に合わせようと努力している姿が、かいま見られるような気がするのです
何となく、日本人って感じがしませんか?

そうはいっても、雅楽は誰か(基本的には神様)に聞いて頂くものなので、失礼のないように来年からも、もっと切磋琢磨し、吹いている側も、聞いている側も気持ちの良い合奏をしたいと思います

2021年10月

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