埴生神社の様子
 

いつまでも見守ってくれます

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本日はとある幼稚園の桜の樹の伐採に行ってきました

本来なら、8月に入ってから神事を執り行うはずだったのですが、昨晩の強風にて今朝ほどついに倒れてしまったので、急遽午後から祭典となりました

幼稚園に着くとちょうど帰りの時間、園内放送で園長先生が、この桜の樹に感謝をして最後のありがとうございました、さようなら、と子供達に涙ながらに伝えておりました
その後、準備をしていた私の周りに子供達が集まってきては、桜の樹に
「ありがとうございました」
と、同時に手をあわせる仕草をしておりました
誰に教わるでもなく、感謝の言葉を手をあわせることができるのって本当に素晴らしいことだと思います
数人の子供達が私に
「この桜、切っちゃうの?なくなっちゃうの?」
と聞いてきたので、どう答えたら良いものか悩みましたが、
「この桜の樹は今年も綺麗に花を咲かせたんでしょう?みんなはその姿を忘れないように、毎年春になったらここに大きな桜の樹があったことを思い出してもらえれば、みんなの中でこの桜の樹は生き続けることができるんだよ」
と答えたところ、なんとなく伝わってくれたみたいで、お迎えに来ていた保護者の方も一緒に名残惜しそうに見つめたり、中には涙を浮かべる方もいらっしゃいました
どうやら、この桜の樹は園にとってとても重要な存在だったのでしょう

後から聞いたのですが、先代の園長先生がつい先頃お亡くなりになったのですが、生前この桜の樹をとても心配なさっていたそうで、園長先生のお別れ会をした後に伐採を予定していたのに、どうやら心配が募り先に樹を倒してくれたのでしょうと、現園長先生(先代の園長先生の奥さん)が仰っておりました
また今朝ほども、子供達が登園するちょっと前の時間帯にゆっくりとゆっくりと倒れていったそうです

嬉しいことに、伐採された桜の樹はその後チップにされて、改めてこの幼稚園に戻ってくるとのことです

2021年10月

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