埴生神社の様子
 

日本における麻文化・産業の歴史

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本日は、千葉県神社庁の教養研修にて千葉に出かけました

一昨年にも麻の研修が行われましたが、その後も栃木の麻農家への訪問や麻フスティバルの参加等、日本人の生活と密接な麻の勉強を千葉県では積極的に行っております

第1講は、栃木県立博物館の人文課特別研究員の篠崎茂雄先生を迎え、日本における麻文化・産業の歴史を野州麻を中心に講義を頂きました
麻の一般の認識や種類、名称(大麻という名称は戦後のGHPによる政策によるもので、日本の麻文化には古来より麻薬としての歴史は無い)、また麻は古い時代より衣食住・産業・人生儀礼において密接に関わってきていることを再確認

第2講は、日本麻振興会理事長の大森由久先生より、麻栽培と精麻作業の工程を学びました
現在、日本で栽培されている麻は昭和59年より改良品種された「とちぎしろ」という品種で、花や葉に含まれる化学物質テトラヒドロカンナビノール(THC)の含量は薬理作用はありません
神社で麻は本当に良く使い、またその他、弓道の弦、古典芸能の楽器、横綱の化粧回し、大凧の糸、畳の経糸、打ち上げ花火の割火薬、七味唐辛子に含まれる実、漁網等古くから麻は生活の中で使われておりますが、、現在でもヘンプ素材や、オーガニック製品といえばかなり聞こえも良くなんの違和感もなく、皆さんの身近にあるものの素材の1つとして、製品があると思います

今一度麻文化について見直す良い機会でした

2021年10月

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