23日の新嘗祭が過ぎ、各地区の神社でもお祭りが齋行され、落ち着いたところで、あらためて奉納米があがりました
というもの、昔より新嘗祭にまず神様にその年に刈り取ったお米を捧げ、そのお下がりをみんなで頂くというのが通例
しかし、古くは稲刈りから神嘗祭を経て新嘗祭までに、お米が収穫されていても新米を口にすることを控えるという習慣も、いまだ地区によっては名残があります
その地区の総代さんは、まず自分の地区の氏神様に新米をあげ、それからわざわざ当神社にも奉納をしてくれます
旧暦から新暦に変わったこと、お米の品質等も良くなったおけげで、なかなか新米をこの時期まで我慢するのは酷なものですが、自分の住んでいる地域の古き習わしをよく理解し、感謝を忘れない気持ちを持つことが大切だと思います